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移調に耐える?

Suzukiの3巻がほぼ終了したので4巻の最初のザイツの協奏曲2番の3楽章が課題になる
4巻になるといきなり楽譜が黒くなるのもヴァイオリン用と同じだね〜、なんて懐かしく思いながら予習をしているのだけどちょっと気になる事が




多分チェロ用もそうだと思うのだがヴィオラ用のSuzuki教本は少なくとも4巻辺りまではヴァイオリン用の教本を5度下に書き換えた曲がほとんどだ
したがって、ヴァイオリン教本を開いて、ヴィオラを構えて、ヴィオラのA線をヴァイオリンのE線、ヴィオラのD線をヴァイオリンのA線・・・という具合に見立てて弾けばヴィオラ用の教本を弾いているのと同じ事だったりする(ちょっと極端かもしれないが)
実際、先生にレッスンをつく前にやってみた事があるのだけれど、楽譜を見て頭の中で鳴らしている音と実際に聴こえる音が違うのが気持ち悪くて止めてしまった

レッスンではもちろんヴィオラ用の楽譜だし、それに別に「原曲(もしくは以前弾いた時)と調が違うと気持ちが悪くて嫌」というような繊細な音感の持ち主ではないのでこれまで困らなかった
まあ、これまでやってきた曲がいわゆる小品だからあまり気にならないという事もあるかもしれないけれど
ザイツの協奏曲、ハ長調にしたらちょっとヘン・・・だと思う
覚えている音(=頭の中で鳴っている音)と楽譜を見て鳴らした音が違うので気持ちが悪いというのもあるかもしれないが、なんだかちょっと、上手く説明できないけれど何か違う、といしか言いようがない
強いて言えば、ハ長調だとちょっとキレが無い、というか面白みに欠ける感じ

ヴィオラを弾くようになって移調という事を意識するようになった
やたらと教本に出てくるバッハの曲は移調されても何も損なわれないような気がする
調性が変わって曲の色合いが変わる事があってもその曲自体の魅力は変わらないというか、「あ、それもいいね」というか
(本人も同じ曲を別の楽器のために移調してたりするし)
ラフマニノフのヴォカリーズとか、エルガーの愛の挨拶とかはヴァイオリン用の楽譜でも移調された物が当たり前のように出版されているし、区別無く耳にしていて違和感も感じてない
でも、例えば「運命」が5度上がったり下がったりした調だったら、たとえ短調だったとしてもかなり変だと思う
聴いた事ないけれど(時々「明るい運命」なんてのは耳にするけど)

移調に耐えない曲ってやはりあるだろう・・・・
ちゃんと勉強した訳ではないから、あくまでも私の印象の話
どこかちゃんと文献を当たればあっさりと答えがあるような気はするのだが、自分でグルグル考えるのも楽しいし、別に答えが欲しい訳でもない
Commented by uma- at 2013-11-19 21:20 x
http://www.youtube.com/watch?v=85tsnqc3jHM
「明るい運命」ってたとえばこんなやつ

卵かけご飯がいつ出てくるか期待しましたが出てきませんでした、残念。
Commented by tamagoneko at 2013-11-21 20:18
uma-さま
いったいどうやって見つけたのですか(笑)
Commented by uma- at 2013-11-21 22:51 x
毎週月曜日の朝にNHK-FMで「気楽にクラシック」(略してキラクラ)ていう番組やってますね。これを紹介していたのを思い出したのです。勤務先に着くまでの30分、イントロでの曲名当てとかふかわりょうのふわふわしたどうでもいいような会話を楽しんでいます。日曜日の午後が本放送で月曜日は再放送だったと思います。
Commented by tamagoneko at 2013-11-23 11:18
以前、違う時間帯でギタリストの鈴木大介さんが司会をされていた頃によく聴いていました
という所まで書いて、「気ままにクラシック」(略してキマクラ)と思い込んでたことに今気が付きました!!!!!
私、耳、悪っ
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by tamagoneko | 2013-11-18 00:08 | ヴィオラレッスン | Comments(4)

ヴァイオリンのレッスン記録など


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