聴き比べる2
2014年 11月 08日
チェコの作曲家だからチェコのオケでしょ、という訳でノイマン指揮/チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の録音
(これしか目的の曲が入っているCDが無かった、とも言う)
ドヴォルザークの交響曲は後になればなる程洗練されていくらしいのだけど、チェコフィルの演奏は、その洗練されていく途中の泥臭い、とまではいかないけれど、この曲の独特のリズムや拍感が力強く感じられるので演奏に説得力があって、聴いていて楽しい
ちょっとズンドコ節が入っている、というかこぶしが回っている感じのメロディーの歌い方もノリノリで演奏している感じが目に浮かぶ
難しい曲だけど、演奏してみたい!この曲好き!と思った
職場に学生オケでチェロを始めて、社会人になってからもアマオケで弾いていたけれど今はオケ活動は休止中という方がいる
彼にとっても、私にとってもお互いが職場で唯一マニアックなクラシック音楽話ができる相手だったりする(あれ、こうして文章にすると何か寂しいなあ)
で、オケの次の曲目がドヴォルザークという事を話したら彼の秘蔵(?)のCDを貸してくれた
ジュリーニ指揮/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の録音
交響曲1曲しか入っていないCD、時代を感じる・・・
とにかく、彼は大絶賛なので、何て感想を言おう、なんて多少プレッシャーを感じつつコ◯—させてもらう
チェコフィルの演奏に比べて随分テンポが遅めな感じなのだけど、それ以上に大きく違う演奏
とっても上品で洗練された演奏
何だかとっても優等生な感じ
隅々まで神経が行き届いて、それぞれの楽器が何をしているかがよく分かる演奏(色々聴き取れるというのは録音技術の差もあるとは思うけど)
チェコフィルが油彩なら、こちらは水彩画
両者の解釈が極端にかけ離れているとも思えないのだけど、もの凄い差を感じる
名演には違いないのだけど、この曲を初めて聴く場合にこのCDを選んでいたら「この曲、好き」とは思うかもしれないけれど、果たして「弾いてみたい」とまで私は思っただろうか?
2楽章の演奏なんて、本当にうっとりする位美しい演奏なのだけど「きれい〜、難しそ〜」で終わってしまいそうだ(苦笑)
今までオケの曲の参考音源はだいたい複数聴いていたのだけど、「この演奏、速っ」とかは思う位でそこまで極端な印象の違いを感じた事が無かったような気がする(単に鈍感なのか?)
あ、「悲愴」を聴き比べた時はかなり違う、と思ったっけ
でもあくまでも同じモチーフを描いた油彩画を見比べている感じだったもんな・・・
チェコフィルの演奏の方が、圧倒的に好みだった
で、CDを貸してくれた彼には「すごくきれいな演奏で、私が持っているCDとは全然印象が違って、とても勉強になりました〜」なんて、とっても優等生な感想を述べた
少し自己嫌悪
フィギュアスケートの羽生結弦が、練習で中国選手と激突、負傷しながらも滑りきった曲がオペラ座の怪人(見てないくせに)。単純なメロディーラインなのに物語によくマッチしていて、なかなかの名曲だと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=pgz6PnHkmpY
http://www.youtube.com/watch?v=ZZFNxSk-V0o
http://www.youtube.com/watch?v=yfPLh_6ckzI
続編があるのかもと思ったら、本当にあるらしい。この先どうなったんだろう。
ふふふ、答え合わせは来年です♪
まだ楽譜を眺めながら音源を聴いている段階ですが、リズムの難しさに途方に暮れています><
オペラ座の怪人、劇団四季の舞台を観た事があります
福岡公演の千秋楽でとってもいい席だったのですが、後ろの席の方がとても熱心なファンだったようで、途中で盛大に洟をすすりながら観ていたので、何の感情移入もできない事を申し訳なく思った記憶が・・・
音楽も舞台も素敵だったのですが・・・
ファントムにはお気の毒なお話ではあったような気がします