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速く弾く時に起こる事

現在のヴィオラのレッスンでCarl Bohm作曲の「Moto Perpetuo」をやっている
最後の3小節以外はひたすら十六分音符を弾き続ける、要は無窮動
細かくクレッシェンドやデクレッシェンドがあったり、アクセントが拍の頭にあったり無かったり、小節の頭にあったり無かったり、rit.がさりげなくあったり、となかなか凝っている
曲としてはいたずらっ子が走り回っているような軽快な可愛らしい曲




音を並べている段階では強弱記号にもアクセントにも注意が回るし、音形が上行しているのにデクレッシェンドでrit.なんて気色悪い、なんて感想を述べる余裕があった
ちょこちょこ顔を出す臨時記号も気にならないし、「指を押さえっぱなしで」という楽譜の指示も、確かにその方が弾いていて楽、と納得できる
ある程度の速さまでは何の問題も無く弾ける

「最終的にはこれくらいの速さで弾く曲なんですけど・・・」
レッスンで先生がお手本を弾く
速っ
一緒に弾いてみましょう、という事で弾き始めるのだけど・・・
とりあえずその速さに食らい付いていくのが精一杯でクレッシェンドもデクレッシェンドもアクセントも気が付いたら通り過ぎている(汗)
臨時記号も何だかかなり甘い感じ
重い荷物を沢山抱えている時にいきなり全力疾走しろ、と言われたら走りながら色々落としたり、捨てたりしながら走ると思うのだけど、そんな感じ
曲想も貧弱になっていくのだけれど、曲の進行そのものも怪しくなる
一小節先を頭の中で鳴らしながら弾いているのだけど、だんだん訳が分からなくなってくる
結局、最後の2段くらいでギブアップ
指が回らないというのもあるけれど、脳内再生が追いつかなかった
脳内再生もだけど、あちこちの処理をする回路が接続不良状態な感じ・・・

「オケの曲を弾くためにもこの手の曲、頑張りましょうね〜」

同時にたくさんの情報を処理しながら演奏しているのね〜、と当たり前の事を今更ながら思い知る

こんな曲
探せばあるものですなぁ
Commented by chidoria4 at 2014-11-21 21:25
ザ・発表会♪って感じの曲ですね。
ほんとうに可愛い曲ですが、これを大人が相当な早さで
しかもヴィオラで弾くとなると大変ですね。
軽やかに弾けって言われても、ヴィオラなんだもん!と私なら思ってしまいそうです;;
荷物を抱えて全力疾走、確かにそんな感じですね。
無事、走りきってくださいー
Commented by tamagoneko at 2014-11-22 11:10
chidoria4さま
Vaの場合、発音の問題がありますからね〜^^;
この曲、速く弾けたとしても、モゴモゴした早口言葉みたいになるのも格好悪いですよね・・・
荷物を落とさない事を優先するか、スピードを優先するか・・・
なぜ「両立」の方向を考えないのかね、私(苦笑)とは思うのですが、丁度いいバランスで完走できるようがんばります♪
Commented by uma- at 2014-11-22 21:04 x
ぎゃぼー!こたつ掛けがないなんて!
この冬最初にこたつ出したのに掛け布団敷き布団を新居に持ってってました。しかたないから毛布かけてごまかす。
のだめ/こたつ編
http://www.youtube.com/watch?v=bB0e_Ao03Vc
Commented by tamagoneko at 2014-11-23 13:59
こたつ・・・
人を簡単に堕落させるオソロシイ暖房器具なので、ここ数年、あえて導入していません^^;
ああ、でも恋しいです・・・

のだめ、もう8年も前のドラマなんですね!!!
とはいえ、当時はほぼ無名だった若手俳優たちのその後を考えるとそれなりに時間は経っていますね〜
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by tamagoneko | 2014-11-18 20:36 | ヴィオラレッスン | Comments(4)

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