毛替えと楽器の健康診断(2015 ヴィオラ)
2015年 05月 14日
いつもお世話になっている工房の職人さんとどうしてもタイミングが合わなくて初めて他所の工房にお願いすることにする
いつもの職人さんにお願いできないし、ねじを回しても回しても毛が張った感じがしない、とか松脂を塗っても塗っても滑って仕方が無い、という事も無いから(=あまり毛が傷んでなさそう?)今回は毛替えを見送ろうかとも思ったのだけど、こういった事は定期的にやっておかないとやらないままほったらかしにしそうなので、赤いGEWAちゃんとかVa用の肩当てとかを購入した弦楽器店に取り次ぎをお願いする
腕がいい職人さんと提携しているとは聞いているけれど、ちょっと緊張
ついで(?)に楽器の健康診断もお願いする
弦を交換して3週間程経ったけれど、まだまだ絶賛のびのび中で(特にG線とC線)調弦の度にかなりペグを回す必要があって駒が傾きそうでヒヤヒヤしていた
大きくずれたりとか明らかに傾いたりはしていないのだけど、何となく駒と本体の間に隙間があるような感じがしてちょっと気になっていた
他に気になる症状がある訳ではないけれど、せっかくなので
ちょっとセカンドオピニオンを求める感じ(笑)
診断結果
特に大きな問題はありません(ほっ)ちゃんと顎当てやテールピースのネジも締まってますし
駒と本体の隙間は、駒の脚がVn用っぽく仕上げてあって接地面積が狭くなっているから
なので、ちゃんと駒が垂直に立っていても隙間があるように見えますよ〜
もう少し厚めの駒でもいいかもしれませんが、駒は消耗品だけど、取り替える程傷んではないし、本番って今度の日曜でしょ?(はい、この時期に色々触りたくないです)
ハイポジションを弾く時、かなり押さえなくちゃいけなくないですか?女性が弾くにはちょっと弦高が高いような?これは糸枕がちょっと高いからだと思うけれど(うーん、他のヴィオラと比べた事が無いからよくわかりません〜)
ネックが下がっているわけではないですね
アジャスター、このタイプは久しぶりに見ました(笑)色々替えてみても音が変わって面白いですよ〜(へ〜、そんなものなんだ)
何はともあれ健康らしい、よかった
とりあえずその日は楽器を預けて翌日仕事の帰りに受け取りに行く
替えてもらった毛はいつもの職人さんよりちょっと多め?厚め?な感じ
あんまり松脂を塗らないで音を出さない作戦に持ち込もうかと一瞬思ったのだけど(をい)、「かえって滑ってルスランとか弾きにくいと思いますよ」と弦楽器店の店主の方から冷静なツッコミを受けた(当たり前)
これが本番4日前と3日前の出来事
プロのヴィオリストがトラに来てくれた時、休憩時間に全部の弦を緩めて駒の位置をあちこち探っているようでした。「とにかく大きな音が出ればいいんだよ」と気にもしてない様子でしたが、見ているこっちは魂柱が倒れないかハラハラしてました。駒の位置を決めるのは楽器屋の仕事、聖域と思っていた私にとってはカルチャーショック。
https://www.youtube.com/watch?v=aI5uc5vFWXs
中学の音楽の授業で歌わせられた憶えがあります。飲み会でこの歌の合唱になったのですが、隣県出身のため歌えなかったのが悔しかったのか、音楽祭でこの組曲を伴奏することになると降りてしまうビオラの人がいました。いい曲なのにね。
蔵王山は最近、火山性微動やお釜の沼の水が白く濁るなどの火山活動が続いているため、今も入山規制が敷かれています。関東関西からの修学旅行予定が相次いでキャンセルになるなど、蔵王温泉のホテル経営が続けられなくなって倒産する物件が出たりしています。「温泉街は立入禁止の2キロ圏外なので安全ですぜひ観光に足を運んでください」と知事自ら被り物かぶってキャンペーンに乗り出しています。
最近は箱根方面の火山変動も要注意ですね。
以前職人さんに教えてもらった傾きかけた駒を簡単に元に戻す方法はかなり衝撃的でした(ちょっとここでは書けない、かな^^;)
専門家でないけれど自分で色々楽器を調整できるって凄いとは思うけれど、私はできないなあ・・・
山の名前とか川の名前が出てくる曲ってご当地の人以外は「どこ?」って感じがするよね、という話をこの間オケでしたばかりです(笑)
東京出身の人は「筑後川」を例に挙げてました