私が通っている教室では発表会は子供と大人は会場も日にちも別々だったのだけど、コロナで色々制限が出た年(2020年)から日にちと会場が一緒で「子供の部」と「大人の部」の二部構成になった
(これは大人の発表会で使っていた会場が2019年末に閉まってしまった事(コロナとは無関係)と、年2回の子供のおさらい会を年1回にした事(これはコロナの影響)がたまたま重なり合ったため)
子供の部が先なので、大人の部の集合時間より少し早く会場に行くと、子供の部の後半のコンクールに出るような子たちのびっくりするような演奏や子供たちの合奏が聴ける
前の年よりみんな上手になっているのを聴くのは楽しいし、合奏は毎年同じ曲(きらきら星と小さな世界)なのだけど、前の年は全然合わせることができなかった子が堂々とセンターで弾いていたりするのを見ると、子供の成長ってすごいな、と単純に感心する
楽しそうに合奏する姿を見ると、このままずっと音楽が好きでいてほしいな、と願ってしまう
♪
今年は大人の部は参加者が多いという事で、予定から1時間も前倒しでスタート
子供の部が終わってなんとなくざわざわした感じが退けてからの開始だったので、事前に練習できる時間なんて無かった
ああ、やはりぶっつけか
自分の出番の2人前になったら舞台袖に行くので、楽器を取り出すのはその時
その時にそれ以外の余計な事は出来ないから、靴だけ履き替えて待機
(ヒールで歩くのはつらいので、演奏会用の黒のロングスカートにスニーカーという珍妙な恰好だった)
出番は真ん中より後ろだが、後半になるにつれ曲が長くなるから時間的には真ん中あたり
プログラムにはなぜか休憩時間が書いてなくてリハーサルはぶっ通しだったし、参加者が多いから時間が押すことが予想されてはいるけれど、さすがに本番は休憩時間はあるだろう
丁度私の前後が区切りがいい感じ
私はさっさと弾いてしまいたいから私の後が休憩がいいなあ、とひそかに思いつつ、2人前の人が始まる前に楽器を取り出していたら先生が私のそばに来られて
「〇〇さん(私の前の方)が終わったら一旦休憩します」
ああ、やっぱり
仕方がないので楽器を抱えて席に戻る
まあ、私の前がチェロ2人なので、椅子を動かしたりする都合上もその方が良いのは確かだ
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