10月16日(日) 北九州国際音楽祭 オープニングコンサートのプレ・コンサート

2年ぶりに聴きに行く北九州国際音楽祭
今回もN響のコンサートマスターである篠崎史紀氏率いるMeisterArt Risingstar Orchester(略してMAROオケってご本人はおっしゃっていましたが・・・)の演奏で開幕
今回もちゃんとプレコンサートがあったのだけど、これがなかなかちゃんとしたアンサンブルコンサートだったりするので聴き逃すのはもったいないから頑張って早目に家を出る




金管&ティンパニ、木管アンサンブルが2組、弦楽アンサンブルとオーケストラのメンバーが全員出演するように組まれたプログラムの中に、なぜか「無伴奏オーボエソナタ」の文字が
進行役のマロ様の紹介によると、何と今年の日本音コンのオーボエ部門のファイナリストだそうで、せっかくだから吹きなさい、とステージを準備した、との事
お客さんがいる舞台を本選前に踏ませてあげるなんて、粋だと思う
これは日本音コンのNHK のドキュメントを見る楽しみが増えたなあ
自分があまり聴かない楽器の演奏者の若い人の名前って知る機会なんてほとんど無いけれど、逆に若い演奏者も名前を知ってもらう機会がほとんど無いと思う
そういう意味でもこのステージが彼にとっても有意義なものであったのなら、聴きに行った私たちもとても嬉しい
佐竹真登さん
覚えた

プレ・コンサートの恒例のお楽しみ(?)になったのが、木管アンサンブルのエジプト行進曲の行進
今年は何と客席後方のドアから登場(私は2階席だったので最初どこから声がするのか分からなかった)
客席の通路を歌いながら行進
ステージの前を横切って客席前方のドアから退場
お客さんもみんな慣れた物で笑いながら手拍子
ステージ上の5人も澄ました顔で演奏を続ける
来年はどこから登場するのかしら?

弦楽のアンサンブルはチャイコフスキーの弦楽セレナーデの第1楽章
この曲をあえてオケの弦楽器奏者全員で演奏
曲が指定する通常の編成のほぼ倍の人数
これがとてもはまっていて、音の厚みと迫力がこの曲のちょっと大袈裟な雰囲気にとてもマッチしてとても素敵だった
この曲、素敵、弾いてみたい、と素直に思った
夏にアクロス弦楽合奏団の演奏を聴いた時は、この曲を演奏するなんて無理〜、ととても腰が引けたのだけど、何であの時はあんなにビビったんだろう?
このオーケストラは今回の演奏会のために組織されたオケだから、いわゆる気心しれた仲間達ではないだろうし、練習する期間も時間も限られていたと思う
おまけにこれは言葉は悪いけれどプレコンサートだから「おまけ」の演奏と位置づけされても仕方がない
聴き手も正直、多少の粗があったとしても目くじらを立てたりしない
そんなこちらの変な先入観が吹っ飛ぶ位、緊張感と本気のオーラに満ちた、でも本当に楽しそうな演奏だった
これから本当に本公演があるの?という位お腹がいっぱいになる
ちなみにこの時、マロ様は1st Vn の最後列(いわゆるケツプル?)で演奏
珍しい光景を目撃できたのも嬉しい


♪プレ・コンサート♪

進行役:篠崎史紀

ガストルディ/バレット 愛の勝利
C.P.E.バッハ/無伴奏オーボエソナタ ト短調より第1楽章
イベール/3つの小品より第1曲
J.シュトラウスII/エジプト行進曲 op.335
チャイコフスキー/弦楽セレナーデ ハ長調 op.48より第1楽章
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Commented by uma- at 2016-10-23 12:05 x
日本音楽コンクールの声楽部門は今年は歌曲審査でした。デュパルクの「前世」は好きな曲で、予選会で歌われていたのを先々週だったかFMで聴いたので。
デュパルクの歌曲「前世」
Commented by uma- at 2016-10-23 12:09 x
Régine Crespin sings Duparc's "La vie anterieure" で検索
リートというよりオペラのアリアのようなスケールの大きなドラマティックな曲。この作曲家は生涯に20数曲しか自作曲を残していません。他は価値がないと自分で捨ててしまったのです。
歌詞の内容によってすばやく様相が変わるのが歌曲の魅力の一つ。調性やテンポの変化など小回りが利く。
Commented by uma- at 2016-10-23 12:11 x
ブラームスもスケールの大きな歌曲を書いています。
「永遠の愛」
Edith Wiens "Von ewiger Liebe" Johannes Brahms でYOUTUBEで検索
対訳
http://yamamasu.world.coocan.jp/lieder_text_brahms_op43-1.html
ブラームスは若い頃から晩年にかけてまんべんなく歌曲を書いているので、年代を追って聴いていくと成長の過程がわかって面白いと言います。私は聴き比べできるほど曲を揃えていないので試していませんが。この曲はまだ若い頃のです。
Commented by uma- at 2016-10-23 12:22 x
デュパルク「前世」の対訳
ブログ「クラシック歌曲の森へ」で検索⇒ずっと下の方の検索フォーム「前世」で検索すると出てきます。
Commented by tamagoneko at 2016-10-23 21:21
uma-さま
音コン、わざわざ「歌曲」と書かれていらっしゃったので、声楽部門って毎年じゃなかったっけ?と思って調べてみたら「オペラ」と「歌曲」で毎年交互に開催されていたのですね!
(ついで(?)に作曲も「室内楽」と「オーケストラ」で別々なのですね)
音楽家として世に出るだけでも大変なのに、興味が無い人にまで名前を知ってもらうとなるとどれだけ大変な事なのか、と考え込んでしまいます

デュパルクという作曲家の名前も初めて知りました
ブラームスといい、妙にストイックな作曲家って結構いるものなのですね〜
凡人から見るとせっかくの才能をもったいない・・・としか思えないのですが^^;
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by tamagoneko | 2016-10-23 00:31 | 演奏会の感想 | Comments(5)

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